40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ユダヤ人(教)の健康法に学ぶこと 20 リスクマネジメント

石角さんの「ユダヤに伝わる健康長寿のすごい知恵」の十の戒めを紹介してきました。

日本人はとにかくユダヤ人を意識しますし、

ユダヤに関する本は一定の読者層がいるようです。

しかし、日本人とユダヤ人は健康から宗教までこれほど真逆な民族も稀です。

日本人でユダヤ人のように生きる人はまずいないので、

石角さんは貴重な人材です。

私もクリスチャンとして旧約聖書を読んできました。

特に旧約聖書学者、関根正雄先生を通して、かなり読んできたのですが、

石角さんのように日系ユダヤ人になった方のユダヤ人紹介は説得力がありますし、

教えられることが多く紹介しました。

この本の巻末は日本人との比較になっていますので紹介しつつ

私のコメントをしていきたいと思います。

まずユダヤ式健康法ですが、石角さんは健康戒律を果たして

日本人はできるのかを検討しています。

日本では健康やダイエットなどブームが起こり、

また消えるということの繰り返しです。

しかし、ユダヤ人はこの長寿方法は他の人にはどうなのかと真剣に考えます。

そしてまず聖書はどうなのかをまず照らし合わせます。

その次に医学的な解釈となり、まず自分の頭で判断し、反証し、検証します。

つまり疑問をまず持つことなのです。

たとえば戦後、牛乳は骨が強くなると日本人はアメリカの宣伝を鵜呑みして、

水を飲むように飲みまくりましたが、欧米では骨粗しょう症が帰って多く、

骨盤骨折も多いのです。

ビタビンⅮ3の不足を補うのが牛乳で骨が強くなることではなかったのです。

何も疑問をもたず、長年、牛乳神話に縛られている日本は何故がない国なのです。

ユダヤ人は物事は常に移り変わるので、

柔軟に対応し、大切な自分や家族を守り、維持するために、現実社会を冷静に見ます。

クリントン政権の財務長官は、ロバート・ルービンというユダヤ人でしたが、

彼は「人生において確実なことはなにもない」という信念で弁護士として、

ゴールドマンサックスを立て直し、その功績で財務長官を務めました。

その信念は、彼は幼い頃、ユダヤ教の教師から学んだことだったのです。

日本人は真逆で現実逃避、責任回避ばかりしますが、

彼は不確実性の連鎖を冷静に分析し対処していきました。

またアメリカのFRB連邦準備制度理事会=日本では日銀)

の議長、ベン・バーナンキン、

新しい議長、ジャネット・イエレンもユダヤ人で不確実性を冷静に分析し、

遠くを見通していく政策を打ち出していきました。

ゆえにユダヤ人の健康法はその場しのぎの付け焼刃の健康法など相手にしません。

ユダヤ人はいいます。

・健康長寿、ダイエットを確実に実現できる方法は絶対にない

・したがって病気になりそうなことを絶対に避けるのが一番だ

 

このリスクマネジメントがユダヤ人の真骨頂です。

まさに避病なのです。

正しい健康の知識があれば、

病気にかからないように冷静に判断でき、行動できます。

知識こそ健康の第一歩なのです。