40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ユダヤ人(教)の健康法に学ぶこと 15 笑いと癒し

ユダヤのジョークは世界一でしょう。

そしてそのジョークは権力や権威を笑いのめして、

それに対抗する手段なのです。大半が権力風刺となっています。

ユダヤジョーク集を読むとまず聖書とジョークの出た時代背景を知る必要があります。

そしてジョークを発するにも聞くにも頭の回転と理解の速さが求められます。

アメリカの医師にはユダヤ人が多く、

ジョークを医師として医療の中に生かしているということです。

その医学教育はすばらしく患者の不安をいかに取り除くか。

それをすれば回復が早いと分かっているからです。

笑いに導くジョークは自然治癒力と免疫力を高めます。

これはノーマン・カズンスの「笑いの治癒力」で詳しく書かれています。

太平洋戦争後、来日したノーマン・カズンスは、

広島、長崎の原爆投下による惨状に心を痛めた。

そして、原爆で親をなくした原爆孤児たち400人の里親を見つけ、

世話をしたりしています。

また、原爆によって顔などを負傷した25人の日本人女性をアメリカに招き、

整形外科手術を受けさせている。

しかし、カズンズはその後、

重症の膠原病(こうげんびょう)に倒れてしまったのです。

回復の可能性は500分の1という難病でした。

痛みで眠れない日もある厳しい病状だったが、

氏は数分間、腹をかかえて笑うと1時間以上、

痛みを忘れて眠ることができることに気がついたのです。

病院で一般的な治療を受けたあと、自分で考えた治療を実践するために、

病院を退院した。その治療法とは、「笑い」と「ビタミン」でした。

そしてノーマン・カズンスは、ホテルに部屋をとると、

ビタミン注射をし、喜劇俳優マルクス兄弟などの往年のコメディ映画を見て笑い、

お笑いの本を読んで笑い、笑い漬けの生活を送ったのです。

その結果、500分の1の奇跡が起こったのであす。

大笑いは内臓を動かし、呼吸作用を盛んにします。

病気を笑い飛ばそうという前向きの姿勢が自己治癒力を後押し、

難病を吹き飛ばしたのです。

彼10歳のときに結核にかかり、療養所生活を送っています。

当時、結核は死病と考えられていたが、少年であった彼は、

療養所では患者たちが「オプティミスト」と

「リアリスト」に分けられることに気がついたのです。

オプティミスト」たちはグループでいっしょに遊び、笑いあった。

「リアリスト」たちはグループ活動を嫌い、

孤独で味気ない生活をしているように見えた。

結核が治って退院していくのは「オプティミスト」たちのほうだった。

そこで彼も退院するために、遊び仲間の一員として

オプティミスト」の患者の仲間になり、

結核を克服したのです。そういった経験から、

人間には病気と闘う潜在的な力があり、肯定的な感情がその力を引きだし、

治療効果を生むという信念をもったと述べています。