断食救人類の書 241 少食は救国、救人類となる 27 世界が直面する問題 環境破壊09 世界人口の爆発的増加 02
このような人口爆発では次のような問題が起こっています。
1・食糧不足
2・資源不足
3・住宅不足
4・用水不足
5・雇用不足
このようないくつかの不足が重なり、これを解消するための資源確保の戦争、
そして人口爆発でこれまでの農村地帯では人口を扶養できなくなり、
都市への人口流入が増大していきますと都市は多くのインフラ、医療など
サービスが大きく不足し、
更に都市の生活環境は悪化し効率性が大きく損なわれていきます。
経済支援で増大した人口を受け止め、開発を進めていきますと今度は、
環境破壊、資源枯渇といった問題も発生しています。
その結果、エネルギー消費の増加により地球温暖化進行の加速を促して、
深刻な問題となっています。
様々な不足で一番深刻なのは、食料、燃料などの資源不足です。
現在、水という基本的な資源でさえ不足しています。
現在でも8億8,400万人の人が安全な飲み水を手に入れることがでず、
一人あたりの水の消費量はどんどん増えており、
2020年頃には、世界は今より40%以上も多くのきれいな水が必要になる
とも言われ、水確保で最近、ウォーターマイレージが注目されています。
ウォーターマイレージという点からみると日本は、
欧米各国から比べても突出して値が大きく、米国の約4倍でになるのだそうです。
つまり食糧を海外に依存すればするほどこの数字は高くなるので、
日本は食糧自給率が38%ですから高いのです。
水だけでも日本は世界の貧困に大きく関与していることになります。
ともあれ先進国は今、猛烈な勢いで資源を使っていき、
自然災害をもたらす要因を作っていますし、
一方では、貧困層の人々は、
干ばつ、洪水、熱波、竜巻、暴風雨、地震、津波といった自然災害の
被害をもろに受けています。
いま、世界中で資源をどんどん使っており、
地球に対する負担は増えるばかりです。
こうして人口増加の約97%は、開発途上国に集中し、
日本や、ほとんどのヨーロッパ諸国の出生率は1.5人以下で、
アフガニスタンや多くのアフリカ諸国では5人以上となっていますので、
その国によっては、
教育、仕事、食糧、保健医療、飲料水、住居、エネルギーなどを
満足に得られない人が急増し、貧富の差は拡大するばかりなのです。