40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

超少食実践者 コルナロ語録・解説 05  規則正しい超少食は命を救う

【コルナロ語録 05】
私の思わぬ災難が70歳の時であった。
これも節食の効用を証明するものである。
ある日、馬車をかなりの速さで走らせていたところ、その馬車が転倒し、
馬が止まるまで私は転倒したままの状態でかなりの距離を引きずられてしまったのだ。
そのため全身を打撲し、頭部にも衝撃を受けて、片方の足はひどい傷を負った。
その容態を見た医師はもうあと4日の命だと言った。
応急措置として、
瀉血(先般のガレノス医学論による、体内にたまった不要物や有害物を血液と共に外部に排出させることで、
健康を回復できるという考え)で炎症を防ごうとした。
しかし、私はこれを断った。
そして手足の固定とあるオイルでマッサージをしてもらっただけである。
それは長年にわたる養生で私の血は汚れがないことを知っていたからである。
のようにして特別な治療を受けることなく、体にはなんら変化もなく、
この事故の大けがの傷は癒えたのである。
これには医師たちは驚き、奇跡だと言った。
この例からも分かることは、規則正しく飲食の節制をしたものは、
いかなる事故も深刻な影響を与えることがないということだ。
これに反し、飽食をしている者は、体に相当の打撃を与えることを断言できるのである。
 
(83歳の講和-01「無病法」31-32頁から)
 
 
 【解説 05】
コルナロは自分の血液が超少食できれいで血液がサラサラ、
つまり汚れていないことを知り抜いていたのです。
つまり事故による出血が止まらないとかいうことがないことを知っていました。
だから医師団の申し出をきっぱり断ることができました。
私も2年前ですが、2m半位の高さの石垣から、コンクリートの上に仰向けに落ちてしまいました。
その1年前には小走りで歩いていたところ石につまずいて倒れ、電柱に肩が激突しました。
いずれの事故も重大な事故となるはずでしたが、
不思議なことに骨折もせず、骨にヒビが入りませんでした。
今思うと断食で体の柔軟さと体が軽くなっていたこともあり、大事になりませんでした。
コルナロのように出血のような大ケガではありませんでしたが、
ファスティングの恩恵だと確信していました。
藤樹の宿でもファスティングに来られる来会者と同じ食事をしていますので、
コルナロがしていたような超少食の日々です。
ですから体が疲れるということがありません。
また、コルナロも同じだったようですが、熟睡できることです。
ベッドで横になれば少なくとも数分以内にはもう熟睡モードです。
そして最低でも6時間は熟睡します。
そうすると目覚めた時にすぐ気持ちよく起きることができます。
そしてすぐに仕事にかかれます。
おそらくコルナロもこうした日々を送っていたのではないかと思います。
私はその後、2時間の読書やSNSなどの物書きをしてから、どんな天気でも散歩に出かけます。
このような日々の積み重ねがどれほど重要なことか、コルナロの健康録を読み、
再確認させられます。