40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 59 病気の方程式 50 慢性疲労症候群 03   

慢性疲労症候群の治療の方法は

 ・認知行動療法

・段階的運動

・適応があれば、抑うつ、睡眠、または痛みに対する薬の投与

 

慢性疲労症候群の症状は多くの場合、時間の経過につれて軽減していきます。

ただし、症状が消失するまでには何年もの年数がかかることが多く、

またすべての症状が消失するわけでもありません。

患者は、どの機能が失われたのかという点よりも

どの機能を取り戻せるのかという点に集中した方が、

回復の度合いが上がる可能性があります。

具体的な症状(痛みや、抑うつ、不眠など)の治療が行われます。

認知行動療法や段階的運動は患者の一部で役立つことが分かっているため、

試してみる価値があるかもしれません。

 

1・認知行動療法

認知行動療法では、将来に対する前向きな展望や回復を妨げたり、

人のやる気を損ねたりするような思考に狙いを定めた、

短期間の精神療法のコースを行います。

 

2・段階的運動

休養は、長く取りすぎるとデコンディショニングが起こり、

慢性疲労症候群の症状を実際に悪化させることがあります。

ウォーキング、水泳、サイクリング、ジョギングなどの有酸素運動を、

医療専門家の綿密な監督の下で徐々に始めて定期的に続けることにより

(段階的運動プログラム)、

疲労感を改善し、身体機能を高めることができます。

体系化された正式なリハビリテーションが最良です。

 

3・薬と代替療法

具体的な症状(痛みや、抑うつ、不眠など)の治療が行われます。

慢性的な疲労自体を緩和するために多様な薬や代替療法が試みられています。

抗うつ薬やコルチコステロイドなど、

少数の患者に改善がみられる治療法も多数あるようですが、

患者全員に明らかに有効な治療法はありません。

患者が違えば症状も異なり、また症状が自然に現れたり消えたりするため、

患者にも医師にもどの治療法が有効なのか

判断することは困難である可能性があります。

治療法を検証するには対照臨床試験

(本物の薬の有益性と、その薬に見かけは似ているけれども有効成分が入っていないプラセボと呼ばれるものの有益性とを比較する試験 科学としての医学)が

最善の方法ですが、比較試験において

慢性疲労症候群の治療に効果的と証明された薬物療法はこれまでのところありません。

インターフェロンの投与、免疫グロブリンの静脈内投与、抗ウイルス薬投与など、

考えられる原因を対象とした治療法もいくつか試みられていますが、

大半が期待はずれであり危険である可能性もあります。

イブニングプリムローズ(月見草)オイルや魚油などのサプリメント

(栄養補助食品)、高用量のビタミン剤はよく用いられますが、

その有益性は証明されていません。

必須脂肪酸、動物由来の肝臓エキス、除去食、歯の詰め物の除去など

の他の治療法も効果が出ていません。

有益性が証明されていない治療については、

副作用が発生する可能性もあるため、行わないのが最善です。