40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 51 病気の方程式 42 東洋医学「気・血・水」について  01 

東洋医学の漢方では、身体を巡る要素を

「気(き)」、「血(けつ)」、「水(すい)」と言います。

これら3つの要素が体内をうまく巡ることによって

健康が維持されていると言われています。

東洋医学でいうツボはこのことをいいます。

毛細血管領域に滞っている老廃物とか水を指圧や針で

流れるようにすることでまさに「気・血・水」が活性化していくわけです。

とくに現代医学でも水の重要性が注目されています。

さて東洋医学の基本であります「気・血・水」を簡単に説明します。

 

1)気(き)…生命活動を支えるエネルギーです。

「気」は、目に見えない循環要素で生命活動を支えるエネルギーと考えています。

その「気」が、全身を十分に巡っていれば、まず健康と言って良いでしょう。

 

気虚(ききょ)

この「気」がさまざまな原因によって消耗、

あるいはご飯が食べられないなどによって産生が低下すると、身体がだるい、

疲れやすい、日中眠い、風邪をひきやすいなどの、

「気力がない」状態を呈します。これを漢方では「気虚(ききょ)」と呼んでいます。

 

・気欝(きうつ)

また、生体を循環するエネルギーである「気」が局所で停滞すると、

その場所に違和感を覚えます。頭に停滞した場合、帽子をかぶったような感じ、

咽のつまり感、胸や腹が張った感じなど、気分が沈んで優れない等です。

昔は全身的な気の停滞を「気欝(きうつ)の病」などと言いましたが、

現代では広く「気欝(きうつ)」または「気滞(きたい)」と呼んでいます。

 

・気逆(きぎゃく)

「気」は、上に昇りやすい性質を持っています。

緊張すると顔が火照ることがありますが、

自律神経やホルモンバランスが崩れやすい更年期障害などでも、

のぼせ、動悸、発汗などが見られます。

漢方では、これらの症状は「気」の働きが不安定になって、

上の方に突き上げるのに伴って起きると考え、

「気逆(きぎゃく)」と呼んでいます。

同様に発作性の頭痛や、こみ上げてくるような咳や嘔吐も、

「気逆(きぎゃく)」による場合があります。