ユダヤから学ぶ引き算健康法 15 安息日は心の休息
(最近は土曜日からも休むことになってきた)は、
安息日とは程遠い過ごし方です。
休みとなればゴルフ、グルメツアー、ディズニーランド、家族旅行とかえって仕事よりも忙しくなります。
それは安息日とは何かを全く理解していない国民の哀れさです。
75%以上が日曜礼拝に参加するのとは訳が違います。
また隣国である韓国は国民の35%がクリスチャンで
90%が日曜礼拝に参加していますので、
ソウルの観光地をウロウロしているのは、韓国の仏教徒、道教の人か、
観光に来た日本人だけなのです。
安息日の厳守は強制的リセットでもありますが、
まずは心の平安、人生の緊張を和らげ、次のステップに備えられ大きな利点があります。
安息日は身体を休ませるだけではなく、心を休ませることなのです。
安息日に感情を高ぶらせてはならず、怒りも憎しみの感情も健康に大きな害毒を与えます。
ハーバード大学の調査では、自動車の運転中に1回の怒りを爆発させると、
1万人に1人が心臓発作、脳梗塞などの循環器の急性疾患になるというのです。
また1日に5回、医カルト1万人に158人も増加(158倍)するというのです。
怒りが血圧を上昇させ、ストレスホルモンが分泌するからです。
またがん細胞のNK細胞も不快な感情で活動が停滞し、ガン細胞を活発化します。
ユダヤでは「財産をすべて失っても歩いてシナゴーグに来る」と教えます。
そのシナゴーグの礼拝で心を休ませるからです。
しかし、日本はどうでしょうか。
人口10万人あたりの自殺率は世界の上位であり、男女の平均が23.8人ですが、
イスラエルでは5.8人でしかもアラブ系も含めるので純粋なユダヤ人は限りなくゼロに近いのです。
ユダヤ人は自殺を宗教的犯罪とみなし、禁止しています。
そしてすべての判断基準は神と自分の契約なので、
世間とか社会のプレッシャーは感じないのです。
あくまで神と自分の関わりが第一なのですから、人のことは気にしません。
日本人はたえず社会の目、世間の目と空気を気に、忖度で生きていますから
リラックスする場所がないのです。
ユダヤの教えに「人間は6日間、物質的な豊さんを追求しないと生きていけないが、
精神的な豊かさを獲得する1日は更に必要である。
その1日が調和のとれた平和を与える」と。自ら作り出した忙しさで自分が支配され、
健康を損ねてしまいます。
ユダヤ人は悪意、中傷、誹謗が大きなダメージを与えますので
それらを固く十戒で禁止しました。