40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

少食ファスティングの基礎 玄米菜食 122 玄米食で病を癒す 43 精神系の病気を改善する玄米食 11  認知症とは  02

アルツハイマー病についての研究が進むほど、

研究者は、遺伝子がこの病気の発症に重要な役割を果たしているという認識を深めています。

若年性アルツハイマー病は、この病気のまれな型です。30歳から60歳の人に発症し、

アルツハイマー病の人全体に占める割合は5%未満です。

若年性アルツハイマー病のほとんどの症例は家族性であり、

親から受け継がれた既知の3つの遺伝子のうちのいずれかの変化によって引き起こされます。

アルツハイマー病の患者の大半は、通常60歳以降に発症する、

いわば老年性のアルツハイマー病です。

アポリポ蛋白EAPOE)遺伝子と老年性アルツハイマー病との関連について

多くの研究が行われています。

この遺伝子にはいくつかの型があります。

そのうちの一つであるAPOE ε4は、アルツハイマー病発症リスクを上昇させると考えられています。

しかしAPOE ε4型を保有していることが、

必ずしもアルツハイマー病を発症することを意味するものではなく、

またAPOE ε4保有しない人でもアルツハイマー病を発症する可能性があります。

多くの専門家は、

その他の遺伝子も老年性アルツハイマー病の発症に影響を及ぼす可能性があると考えています。

世界中の科学者がこうした遺伝子を調査しており、

APOE ε4の他に、

老年性アルツハイマー病のリスクを上昇させる可能性がある多くの一般的な遺伝子が

特定されてきました。

研究では、基礎的な遺伝因子以外にも、

多くの因子がアルツハイマー病の発症と進行に影響している可能性も示唆されています。

たとえば認知機能低下と、血管および代謝に関する症状

(心疾患、脳卒中、高血圧、糖尿病および肥満など)との関連性には、

大きな関心が寄せられています。

このような関連性を解明し、臨床試験で検証することにより、

これらの疾患の危険因子の低減が、同じようにアルツハイマー病の解決にもつながるのかどうかが、

明らかになっていくでしょう。

年齢や遺伝子プロファイルなどのアルツハイマー病の危険因子を制御することはできません。

しかし科学者は、改善可能な様々な因子について研究しています。

研究から、ある生活習慣因子、例えば栄養価の高い食事、運動、社会とのかかわり、

および精神を活性化させる趣味などが、

認知機能低下やアルツハイマー病のリスク低減に役立つかもしれないと示唆されています。

科学者は、認知機能の低下と、心疾患、高血圧、糖尿病、肥満との関連を検討しています。

このような関連性を理解し、

臨床試験の中で検証することにより、これらの疾患の危険因子の低減が

アルツハイマー病の解決にも同じくつながるかどうかが、明らかになっていくでしょう。