40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

少食ファスティングの基礎 玄米菜食 25 玄米食の基本 16  白米ドラックの恐怖 10 白米の恐怖 05  賢いフランスの食事

先回の続き・・・フランスの一般家庭では、夕食でもほとんど料理はしない朝食と

昼食がここまでシンプルだとグルメで名高いフランスでは、

さぞかし豪華な夕食をとるのではと思われるかもしれない。

期待を裏切るようで申し訳ないが、平日の夕食も質素である。

たとえば野菜スープとチーズ、キッシュとサラダ、パスタやピザで簡単にすませることが多い。

肉の加工食品も豊富でパテやハムなどのテイクアウトの食材もフル活用する。

野菜スープは、冷蔵庫にある野菜を茹でて、ハンドミキサーで混ぜるだけだ。

基本はジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、長ネギだが何でもよい。

あればローリエやパセリも入れる。味付けは塩のみ。

あっという間にできるのがよいところだろう。

少し調理が必要になるが、牛肉や鳥肉などを塩こしょうして焼き、温野菜や生野菜を添える。

結局、フランス人の普段の食事は、時間のかかる料理をすることはなく、品数も少ない。

「妻が食事作りに忙殺されることはない」というらやましい状況なのだ。

ただし、週末にはご馳走をたらふく食べる。

普段の質素な食事を補うように週末になると、豪華の食事をいただく。

前菜からデザートまでのフルコースを作り、ワインを飲みながら時間を掛けて食べるのだ。

昼食が終わったらもう夕方の5時過ぎていることも珍しくはない。

週末は遅めの朝食をとってから、家族そろってマルシェ(市場)へ買い物に出かける。

季節の新鮮な野菜や果物などの食材、ジビエ(いのしし、鹿など野生鳥獣の食肉)は

秋にしか食べられない。

フランス人はなによりも季節感を大切にする。家族だけで食べることもあれば、

親戚、友人を招待してのホームパーティも頻繁に開いて、おしゃべりを楽しむ。

もちろん、食事の準備は家族総出で行うことになる。

前菜を妻が担当したら、メインは夫が肉を焼いたり、お皿を並べるのは子どもたちの仕事だ。

普段は質素な食事だけど、特別な時にご馳走を作っていただく、というメリハリがある。

日本だと「週末は食事作りから解放されたい」と外食をしがちだが、

フランスでは外食は一般的ではない。

その理由のひとつは外食が高いことが挙げられる。

マクドナルドのビッグマックは日本で380円だが4.2ユーロ(546円)だ。

スターバックスなどのファーストフードはもちろん、ランチでも3000円以上、

ディナーだと飲み物を含めて最低でも8000円程度。

食材を買って自分たちで作る分には食費は安くあがるが、外食はビックリするほど高くなる。

フランス人は基本的にケチなので、ムダなお金は使わない。

節約した分は誕生日などの記念日に外食をしたり、夏のバカンスに備えて貯蓄を行う。

しかし、日本の朝ごはんをバゲットとカフェオレにすると高くつく。

さすがにご飯とふりかけで食べるわけにはいかないが、夫に家事をやるように頼むのではなく、

家事自体を減らしていく工夫が必要なのかもしれない。

少し前に土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』を読んだ。

一汁は具だくさん味噌汁。一菜は漬物を指している。

フランス人の食事感に近いものを感じた。自分の時間、家族の時間を作るという意味で、

フランス人を見習っていきたい。・・・

 

日本はなぜフランスのように質素と贅沢を使い分けできないかです。

それは日本を覆う白米主義、精白パンのゆえです。