少食ファスティングの基礎 玄米菜食 08 なぜ玄米菜食なのか 08 玄米菜食は宗教原理主義ではない 04
菜食の肯定は実は聖書からです。その点、このグループの立場は明確です。
(4)休息・・略・・
(5)運動・・略・・
(6)食事
神がはじめに人間にお与えになった食事は、穀類、果実、堅果類、野菜等のいわゆる菜食でした。
この中にたんぱく、脂肪、糖質、無機質、ビタミン等健康のために必要なすべての栄養素が含まれています。
肉食が許されたのはノアの洪水のときで、植物が一時になくなったからです。
このときでもなんでも食べていいというのではなく、その種類が指示されました。
レビ記11章にくわしく書いてありますが、動物では反芻(はんすう)するもので、
ひずめが分かれているものは食べてよいといわれています。
この条件にあてはまらないで広く用いられているのは豚です。
また水の中にいるものではヒレとウロコのないもの、
すなわちエビ、カニ、タコ、イカ、貝類などはいけないといわれています。
これは十分理由のあることで、これらのものは健康に有害なのです。
第2次世界大戦のとき、米国が南方作戦で困ったことは、
南の海にいるどんな魚をたべたらよいかがわからなかったことでした。
いろいろな魚について研究した結果、兵隊に指示したことは、
ヒレとウロコのある魚は食べても大丈夫ということでした。 肉食は理想的な食物ではありません。たとえば動物性脂肪によってとりいれられる余分のコレステロールが動脈硬化など成人病の原因になります。また今日は動物の病気も著しくふえていますから、菜食にきりかえることが安全です。
(7)水の使用・・略・・
(8)心の平安
今日身体が心に及ぼす影響とともに、心が身体に及ぼす影響もわかってきました。
聖書には「心の楽しみは良い薬である」(箴言17章22節)。
また「ここちよい言葉は……魂に甘く、からだを健やかにする」(箴言16章24節)とあります。
神は「わたしの教を忘れず、わたしの戒めを心にとめよ。そうすれば、これはあなたの日を長くし、
命の年を延べ、あなたに平安を増し加える」「それは、これを得る者の命であり、
またその全身を健やかにするからである」(箴言3章1節、2節、4章22節)といわれています。
アメリカの大富豪ジョン・D・ロックフェラーは少年のころからお金をためようとして必死に働き、
利己主義のかたまりのようでした。そして53歳のとき、収入は週100万ドル、財産は10億ドルといわれました。
しかし彼は健康をそこなっていました。クラッカーとミルクしか食べられず不眠症で、
医者はあと1年も生きられないだろうといいました。
眠られない夜を過ごしながら、将来のことを考えました。
死ぬときは巨万の富も持って行くことはできません。
そこで彼は、他人のために生きようと決心し、次の数年間に数百万ドルを慈善のために寄付しました。
彼の目標がただお金をためることから、人に与えることに変わったとき、心に喜びがわいてきました。
そして健康も著しく回復し食欲も増し夜もよく眠れるようになリました。
あと1年も生きられないと言われたこの人が、さらに45年、98歳まで生きたのです。
これは彼のどん欲、利己主義という、健康を破壊するような否定的感情を、
人々に対する愛という肯定的な原則に変えたことによるのです。