40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

610・断食救人類の書 255 少食は救国、救人類となる 41 少食で食糧危機に対応可能 12  もし食糧閉鎖されたら 06     181217

さらに配給制の実態を紹介していきます。

 

6・暖房用燃料

都市も農村も暖房用燃料は石炭が主体でしたが、軍需産業の原動力も石炭ですから、

満州事変以後、それまでの2倍以上の出炭計画が立てられましたが、満州事変以後、

「石炭配給統制規則」が公布されます。

そして、次第に民需が抑制され、配給量ばかりでなく、

質も低下もはなはだ悪く、雑木林の持ち主は柴木の伐採をしたり、

水田農家では籾ガラを利用して、不足分を補うようになっていきました。

さらに真冬になって火力の弱い低質炭に依存した家庭では、相当な苦労の連続であったようです。

良質炭で焚きつけてもズリ炭を砕いたような低質炭は、

単に赤くなるだけで煙も出ない単なる無煙炭ではなく、

まさに燃えん炭だったといいます。

このために低カロリー炭が利用出来るルンペンストーブが登場したり、

籾ガラ専用やオガクズ専用ストーブが考案されて発売されるようになったようです。

 

7・靴とゴム製品

皮革製品は、軍需用として絶対欠かせないもので1940年から切符制が採用され、

皮革製品に代わるもの売られるようになったのです。

靴底に段ボール紙が挟み込まれたものまで現われたそうです。

そして本革(牛革)ではなく、豚革か、鮫革でした。

また、ゴム製品についても、天然ゴムがなお日本では、

戦争中は原料ゴムは民需にはまわらず、再生ゴムや人造ゴムが使われるようになりました。

ゴム長靴、ゴム短靴、学童用運動靴、地下足袋も相当に質が落ち、

すぐに駄目になるので国民学校では夏には下駄が復活したり、裸足の子供も現われる有様でした。

そのほか、自転車のタイヤ、チューブをはじめ、ムシゴム、ゴム糊、ヤスリも相当な粗悪品で、

タイヤがひび割れるし、チューブも弱くてパンクするばかりで一度パンクを修理しても、

同じところからまた空気が漏れるので、安心して自転車にも乗れない状態であったということです。

 

8・釘など

住宅、納屋、畜舎、農業機械、器具、馬車、馬橇などの修理、補修に当って、

最少限の資材で効率的で便利なものは、釘です。

しかし、その釘が手に入らなくな多少の配給もありましたが、

名ばかりで古い曲り釘を伸ばしたり、節約出来そうなところから抜き取って使ったり、

また、なるべく短かいもので間に合わせたり、

本数を減らしても釘がなくなり、代用にわら縄での応急処置ともなっていったようです。

そして釘ばかりでなく、針金、金網、戸車、チョウツガイ、カスガイなど

金偏のすべてのものが一切姿を消してしまったのです。