40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

なぜDIYファスティングなのか 05 DIYバイオ 03

この世にない植物を! バイオ技術で“新発明”続々

 

DIYバイオが、世界で最も進んでいるのがアメリカです。

ニューヨークで会社経営をするこの男性も、

5年ほど前からDIYバイオの魅力に取りつかれたといいます。

 

セバスチャン・コチョバさん

「牛肉にもっとも多いタンパク質のミオグロビンです。

私はこれをトマトに入れました。」

 

変わった形のこのトマト。

牛肉の遺伝子が組み込まれていて、ステーキの味がするといいます。

今、取り組んでいるのが、自然界には存在しない青いバラ

貝が持つ遺伝子をバラに組み込もうとしています。

駆使するのは、遺伝子改変の技術です。

生物の情報が詰まった遺伝子。

一つ一つの複雑な配列が、色や形など、その生物の特徴を決めます。

男性は、コンピューターで遺伝子の構造を解析。

特定の遺伝子を探し出します。

そして、それを切断。

そこに、全く別の性質を持つ遺伝子を外から組み込むことで、

自然界に存在しない植物を生み出すのです。

部屋から持ち出さない限り、アメリカでは個人が行っても違法ではありません。

この技術を、男性は全てインターネットで学んだといいます。

 

セバスチャン・コチョバさん

「生き物の遺伝子を書き換える偉大な力を与えられた気分です。

完全にハマりました。

もっといろんなことを知りたいし、新しい技術にも挑戦したい。」

 

DIYバイオが急速に広がった理由。

それは2000年代に入り、生物学がより手軽になったことです。

テクノロジーが進歩して、早く、安くできるようになった遺伝情報の解読。

例えば、ヒトの遺伝情報の解読にかかるコストは、

この17年で8万分の1にまで下がりました。

遺伝子を扱う人が増えることで、実験に使う器具の価格も下がりました。

遺伝子改変ができる、このキット。

159ドル出せば、誰でも買えます。

 

 

 

 

 

中学生(13)

「遺伝子改変はブロック遊びのようなものさ。好きなように変えられて、いろんなことを学べるんだ。」

過熱するDIYバイオ 自分の体を使って…

そして去年(2017年)ついに、こんな人まで現れました。

「私たちは死ぬまで同じ遺伝子である必要はないのです。」

「これは革命です。もっと多くの人に、この革命に参加してもらわなくてはなりません。」

共同実験室の普及を後押ししてきたのは、科学を開放し、政府や企業にはできない新しい変革を起こそうという「オープンサイエンス」の動きでした。

DIYバイオを推奨 デレク・ジャコビーさん

「情報をオープンにして、誰もが利用できるようにすることが重要です。世の中の問題を解決する生物学を、みんなで作るのです。」

オープンサイエンスが実を結び始めているケースがあります。病の治療に欠かせない薬を、市民の手で製造しようというものです。

研究を始めたのは、IT関係の仕事をする、アンソニー・ディ・フランコさん。

筋肉の成長を促す遺伝子を自分に注入。その様子をインターネットで公開したのです。実験の目的は何なのか。本人を直撃しました。